買い替えた方が安上がり…!? 修理費用の相場
パソコンには故障の危険が伴う。注意が必要なのは、パソコンの修理料金は非常に高い点。
なぜ高額になるのか。修理費用の相場と値付けの仕組みを紹介。
うっかりキーボードに水をこぼしたり、不慮の事故で液晶ディスプレイが破損したりして、パソコンが壊れたとする。無料で修理してくれる保証期間が終わっていた場合、修理料金はいくらになるのか。
下表は「日本ヒューレット・パッカード」と「NEC」がWebサイトで公開している、ノートパソコンの修理料金の例。修理と言っても「実際は壊れた部品を新品 と交換するのが大半」になる。修理用部品が高いのは、人件費や保管料などがかかるから。
【Webサイトで公開しているノートパソコンの修理料金の例】
一般に、メーカーの修理サービスを受けた際の修理料金は高額になる。ノートパソコンの場合、液晶ディスプレイが破損すると6万〜7万円前後、HDDは4万〜6万円前後、メモリーは3万〜5万円前後かかる。
パーツは実勢価格の数倍
ノートパソコンの液晶ディスプレイは本体と一体になっているため、高額なのも分からないではない。しかし、メモリーやHDDの4万円、3万円という費用は、店頭でのパーツ価格の数倍に当たる。「NEC」は、バッテリーやACアダプターの修理料金も表示していたが、これもオプションで購入した方が安く済む。では、なぜ修理料金はこれほど高くなってしまうのか。
メーカー側によると、「修理料金は全世界でのパーツの価格、人件費、各国で定める利益の3つの要素で決まる」という。このうちパーツ価格については、基本的に大差はない。3つの要素の中で最も高い割合を占めるのが人件費。これは、修理サービスの体制を構築、運営するコストも含まれる。
例えば、正確な修理料金を把握するには、原則として見積もりを取る必要がある。ただし、多くの場合、見積もりを依頼するだけで数千円の費用が発生する。理由は故障個所を特定するのに、人件費がかかるからだ。
【見積もりだけでも数千円の費用が発生する】
故障したパソコンの正確な修理料金は、原則として見積もりを取るまで分からない。
多くの場合、見積もりを取った後に修理をキャンセルしても数千円の費用がかかる。
修理過程でコストが増加
修理窓口でパソコンの修理を問い合わせてから、実際に修理を受けて手元に戻ってくるまでには、実に多くのコストが発生している。下の図では、修理の流れと途中で発生するメーカー側の主な経費を示した。最終的には、これらの経費が含まれることで修理料金が高額になっている。
【修理の流れと途中で発生するメーカー側の経費】
修理の相談を受けるサポート体制の構築から、修理センターの運営まで、修理にかかるメーカー側の経費は少なくない。最終的にはこれらの経費が含まれることにより、修理代金が跳ね上がる。
参考:
富士通パソコン 概算修理料金表
参考:
NECパソコン 修理料金表
※バイオスは、メーカー修理サービスと違って、見積もり料不要、修理料金も低価格にて行っております。
なお、パソコンの修理料金が高額であることを考えると、外での利用が多く故障のリスクが高い携帯ノートなど
は、購入時に延長保証に入るなどの自衛策も考慮すべきでしょう。